T(トランスジェンダー)の意味は辞書だけで完結せず、本人がどの言葉を使うかが最も重要です。
ABOUT
T(トランスジェンダー)について
トランスジェンダー(Transgender)は、出生時に割り当てられた性別と、自分が認識している性別(性自認)が異なる人の総称です。LGBTQの「T」にあたります。反対に、割り当てられた性別と性自認が一致している人はシスジェンダーと呼ばれます。
トランスジェンダーは「性自認」に関する言葉であり、誰を好きになるかという「性的指向」とは別の話です。トランス女性が男性を好きになることも、女性を好きになることもあり、これはゲイ・レズビアンといった言葉が扱う領域とは軸が異なります。
ホルモン療法や手術を受けているかどうかは、トランスジェンダーであるかどうかの条件ではありません。医療的な移行を望む人も望まない人もおり、その選択は本人の事情と価値観によります。「手術したの?」という質問は、最も避けるべき質問の一つです。
ESSENTIAL KNOWLEDGE
T(トランスジェンダー)を理解する4つのポイント
トランスジェンダーの基本的な意味、性自認・身体・表現を分けて考える方法、トランス女性・MTFとの関係を整理します。
服装、声、身体的特徴、医療歴から、性自認や性的指向を決めつけません。
戸籍名、過去の名前、治療、手術、家族への説明は、本人が話さない限り尋ねません。
交流、医療、就労、サービス利用では必要な情報が異なります。目的に沿った一次情報を確認します。
PRACTICAL GUIDE
T(トランスジェンダー)を正確に理解するために
報道などでは「心は女性」といった表現が使われてきましたが、近年は「性自認が女性」という言い方が正確とされています。また「元男性」「男に生まれた」といった表現は、本人の認識と異なるうえに過去を暴く形になるため、避けるのが基本です。
トランスジェンダーと女装・ドラッグクイーンは別の概念です。女装は服装という「表現」の話、ドラッグはパフォーマンスの話であり、性自認の話であるトランスジェンダーとは軸が違います。重なる人もいますが、イコールではありません。
押さえておきたいポイント
- 本人が使う呼称・代名詞をそのまま使う
- 性自認・性表現・性的指向を混同しない
- 過去の名前や身体・治療について尋ねない
- 分からないときは推測せず、失礼のない範囲で確認する
STEP BY STEP
初めて調べるときの流れ
- 01言葉の背景を知る
T(トランスジェンダー)の一般的な意味と、時代・文脈による違いを確認します。
- 02本人の表現を尊重
プロフィールや本人が示した名前・呼称をそのまま使います。
- 03目的に合う情報を選ぶ
文化、生活、交流、サービスなど、調べたい目的に合う情報源へ進みます。
- 04プライバシーを守る
無断撮影、公開、個人情報の詮索を避けます。
EXPLORE
テーマから詳しく見る
知りたい内容を選んで、関連する案内へ進めます。
RESPECT & SAFETY
大切にしたい3つのこと
本人が希望する名前や呼び方を優先します。
性自認やサービス内容を推測しません。
料金、規約、撮影、年齢条件は公式案内で確認します。
FAQ
T(トランスジェンダー)のよくある質問
T(トランスジェンダー)は外見だけで判断できますか?+
分かりません。トランスジェンダーかどうかは本人の性自認の問題であり、外見・声・体格から判断できるものではありません。また、見た目で「分かった」つもりになって呼称を変えることは、本人を深く傷つける可能性があります。
T(トランスジェンダー)と似た言葉は同じ意味ですか?+
重なる場合はありますが、同じとは限りません。本人が使う呼称と、その場面で何を説明している言葉かを確認してください。
本人への呼び方に迷ったらどうしますか?+
属性を推測せず名前で呼び、必要なら希望する呼び方を簡潔に確認します。
写真を撮影・共有してもよいですか?+
本人と施設の明確な許可が必要です。許可のない撮影、保存、SNS投稿、第三者への共有は行いません。
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