Xジェンダーの意味は辞書だけで完結せず、本人がどの言葉を使うかが最も重要です。
ABOUT
Xジェンダーについて
Xジェンダーは、自分の性自認が「男性」「女性」のどちらか一方に当てはまらない人を指す、日本で生まれた言葉です。1990年代に関西のコミュニティから広まったとされ、英語圏の言葉ではなく日本語圏で独自に育った呼称という点に特徴があります。
Xジェンダーの中にも幅があり、男女の中間と感じる「中性」、両方の要素を持つと感じる「両性」、どちらでもないと感じる「無性」、時期によって揺れ動く「不定性」といった説明が使われることがあります。ただしこれは便宜的な分類で、どれかに当てはめる必要はありません。
海外由来の「ノンバイナリー」と重なる部分が大きい言葉ですが、完全な同義語ではありません。ノンバイナリーを自認する人がXジェンダーを名乗るとは限らず、その逆もあります。どちらの言葉を使うかは本人が決めることで、周囲が言い換えたり訂正したりするものではありません。
ESSENTIAL KNOWLEDGE
Xジェンダーを理解する4つのポイント
Xジェンダーという日本語圏で使われる性自認の言葉について、ノンバイナリーとの重なり、呼称の尊重、性表現や性的指向との違いを整理します。
服装、声、身体的特徴、医療歴から、性自認や性的指向を決めつけません。
戸籍名、過去の名前、治療、手術、家族への説明は、本人が話さない限り尋ねません。
交流、医療、就労、サービス利用では必要な情報が異なります。目的に沿った一次情報を確認します。
PRACTICAL GUIDE
Xジェンダーを正確に理解するために
Xジェンダーとノンバイナリーの違いを一言で言えば、「生まれた場所」の違いです。Xジェンダーは日本語圏のコミュニティで育った言葉、ノンバイナリーは英語圏から入ってきた言葉で、指す範囲はかなり重なります。日本では両方を併記する人、場面で使い分ける人もいます。
また、Xジェンダーは「性自認」の言葉であり、服装などの「性表現」や、誰を好きになるかという「性的指向」とは独立しています。Xジェンダーの人が女装・男装をするとは限らず、恋愛対象も人それぞれです。この3つの軸を分けて考えることが、正確な理解の近道です。
押さえておきたいポイント
- 本人が使う呼称・代名詞をそのまま使う
- 性自認・性表現・性的指向を混同しない
- 過去の名前や身体・治療について尋ねない
- 分からないときは推測せず、失礼のない範囲で確認する
STEP BY STEP
初めて調べるときの流れ
- 01言葉の背景を知る
Xジェンダーの一般的な意味と、時代・文脈による違いを確認します。
- 02本人の表現を尊重
プロフィールや本人が示した名前・呼称をそのまま使います。
- 03目的に合う情報を選ぶ
文化、生活、交流、サービスなど、調べたい目的に合う情報源へ進みます。
- 04プライバシーを守る
無断撮影、公開、個人情報の詮索を避けます。
EXPLORE
テーマから詳しく見る
知りたい内容を選んで、関連する案内へ進めます。
RESPECT & SAFETY
大切にしたい3つのこと
本人が希望する名前や呼び方を優先します。
性自認やサービス内容を推測しません。
料金、規約、撮影、年齢条件は公式案内で確認します。
FAQ
Xジェンダーのよくある質問
Xジェンダーは外見だけで判断できますか?+
判断できません。Xジェンダーは内面の性自認に関する言葉であり、服装や声、体つきといった外見から分かるものではありません。外見は「性表現」であって性自認そのものではなく、本人がどう名乗るかがすべての出発点になります。
Xジェンダーと似た言葉は同じ意味ですか?+
重なる場合はありますが、同じとは限りません。本人が使う呼称と、その場面で何を説明している言葉かを確認してください。
本人への呼び方に迷ったらどうしますか?+
属性を推測せず名前で呼び、必要なら希望する呼び方を簡潔に確認します。
写真を撮影・共有してもよいですか?+
本人と施設の明確な許可が必要です。許可のない撮影、保存、SNS投稿、第三者への共有は行いません。
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